第23回(令和2年)問題44

問題44 介護老人保健施設について正しいものはどれか。2つ選べ。

1 要介護者であって、主として長期にわたり療養が必要であるものに対してサービスを行う施設と定義されている。

2 従来の多床室に係る介護報酬は、在宅強化型と基本型の2種類だけである。

3 人員に関する基準には、医療分野から介護分野まで幅広い職種が含まれている。

4 利用者の平均要介護度は、介護老人福祉施設の入所者のそれより低い。

5 終末期にある利用者は、皆無である。

 

回答

3 4

 

解説

介護老人保健施設とは介護保険を利用して入院していたが高齢者等が在宅復帰できるような機能訓練、介護、看護を支援する施設である。

 

1 要介護者であって、主として長期にわたり療養が必要であるものに対してサービスを行う施設と定義されている。

→✖️

長期にわたり療養が必要であるものに対するサービスはかいごいりょういんである。

介護老人保健施設では在宅復帰を目指す。

 

2 従来の多床室に係る介護報酬は、在宅強化型と基本型の2種類だけである。

→✖️

在宅強化型、従来型、その他がある。

 

3 人員に関する基準には、医療分野から介護分野まで幅広い職種が含まれている。

→○

様々な専門職が多角的に利用者を支援する。

 

4 利用者の平均要介護度は、介護老人福祉施設の入所者のそれより低い。

→○

介護老人福祉施設では要介護3以上利用者が優先的に入所できるため介護老人福祉施設の利用者の平均要介護度の方が高い。

 

5 終末期にある利用者は、皆無である。

→✖️

終末期にある利用者も対象であり、看取りに関する加算等もある。