第23回（令和2年）問題４７
問題４７ ソーシャルワークの視点から、支援困難な高齢者に関する記述として、より適切なものはどれか。３つえらべ。
１ 近隣住民からの「一人暮らし高齢者宅から異臭がする」との訴えに対し、まずその高齢者に施設への入所を勧める。
２ 支援を拒否している高齢者には、信用できる人を探し、支援につなげることが有効である。
３ アウトリーチによる対応には、支援のためのネットワークの構築が含まれる。
４ 高齢者が不平・不満を何度も訴えるため、担当の介護支援専門員が地域包括支援センターにスーパービジョンを依頼する。
５ セルフ・ネグレストには、親族による介護放棄が含まれる。
回答
２ ３ ４
解説
１ 近隣住民からの「一人暮らし高齢者宅から異臭がする」との訴えに対し、まずその高齢者に施設への入所を勧める。
→✖️
施設の入所を進める前に他機関、他職種で多角的に検討をしてまずは地域で自立した生活が行えるよう支援する。
２ 支援を拒否している高齢者には、信用できる人を探し、支援につなげることが有効である。
→○
家族等の信頼されているキーパーソンを見つける。
３ アウトリーチによる対応には、支援のためのネットワークの構築が含まれる。
→○
アウトリーチとは支援が必要な人に対して働きかけることである。
４ 高齢者が不平・不満を何度も訴えるため、担当の介護支援専門員が地域包括支援センターにスーパービジョンを依頼する。
→○
地域包括支援センターのスーパーパイザーに相談して助言を求めることが必要である。
５ セルフ・ネグレストには、親族による介護放棄が含まれる。
→✖️
セルフ・ネグレクトとは高齢者自身が必要な支援を求めないことである。
