第23回(令和2年)問題5
問5、2017(平成29)年の介護保険制度改正について正しいものはどれか。3つ選べ。
1 改正の趣旨は、地域包括ケアシステムの強化である。
2 共生型居宅介護支援を創設した。
3 市町村介護保険事業計画に、自立支援、介護予防、重度化防止等への取組を記載することとした。
4 施設サービスとして、介護医療院サービスを追加した。
5 第1号被保険者の保険料に総報酬割を導入した。
回答
1 3 4
解説
2017年の主な改正点は、①地域包括ケアシステムの深化・推進 ②介護保険制度の持続可能性の確保 である。
1 改正の趣旨は、地域包括ケアシステムの強化である。
→○
上記の通りである。
2 共生型居宅介護支援を創設した。
→✖️
共生型サービスが創設されたが支援はされたない。
※共生型サービスとは障害児者と介護保険事業が一つになり障害福祉制度と介護保険制度のサービスを同じ事業所で提供できるが双方の指定基準を満たしていないといけない。
3 市町村介護保険事業計画に、自立支援、介護予防、重度化防止等への取組を記載することとした。
→○ 以下引用
全市町村が保険者機能を発揮して、自立支援・重度化防止に取り組むよう、
①データに基づく課題分析と対応(取組内容・目標の介護保険事業(支援)計画への記載)
② 適切な指標による実績評価
③ インセンティブの付与
を法律により制度化。
4 施設サービスとして、介護医療院サービスを追加した。
→○
介護医療院とは長期に医療が必要であり、日常生活等の介護を要する人が利用する。これにより現行の介護療養院は6年の猶予期間の間に移行しなくてはならない。
5 第1号被保険者の保険料に総報酬割を導入した。
→✖️
保険料の総報酬割を導入したのは第2号被保険者である。