第23回(令和2年)問題29

問29、次の記述について正しいものはどれか。3つ選べ。
1 稽留熱では、急激な発熱と解熱を繰り返す。
2 心房細動では、心房の正常な収縮と拡張ができなくなる。
3 飲酒は、起立性低血圧の原因とはならない。
4 ジャパン・コーマ・スケール(JCS)では、数値が大きいほど意識レベルが低い。
5  口すぼめ呼吸で息を吐くと、気管支内の圧力が高くなり、気管支の閉塞を防ぐ。

 

回答

2 4 5

 

解説

1 稽留熱では、急激な発熱と解熱を繰り返す。

→✖️

稽留熱とは一日の温度差が1℃以内で解熱せずに発熱が継続する。


2 心房細動では、心房の正常な収縮と拡張ができなくなる。

→○

心房細動とは心房が震えて規則正しく収縮できない不整脈である。


3 飲酒は、起立性低血圧の原因とはならない。

→✖️

起立性低血圧は立ち上がった時に血圧が低下してめまい等が見られ、原因として飲酒が含まれる。

 

4 ジャパン・コーマ・スケール(JCS)では、数値が大きいほど意識レベルが低い。

→○

3-3-9度方式とも言い数値が大きいほど意識レベルが低い。


5  口すぼめ呼吸で息を吐くと、気管支内の圧力が高くなり、気管支の閉塞を防ぐ。

→○

口すぼめ呼吸では気管支に圧力がかかり気管支を広げるため閉塞を防げる。