第22回(令和1年)問題40
問題40 次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 がんの発症頻度は、年齢とともに高くなる傾向にある。
2 臨死期には、死前喘鳴みられることがあるが、首を横に向ける姿勢の工夫で軽減することもある。
3 臨死期には、顎だけで呼吸する下顎呼吸となる場合があるが、しばらくすると正常な呼吸に戻る。
4 呼吸困難や疼痛に対しては、投薬のほか、安楽な体位やマッサージなどで苦痛の緩和を図る。
5 高齢者のがんに対しては、侵襲性の高い手術療法は行うべきではない。
回答
1 2 4
解説
1 がんの発症頻度は、年齢とともに高くなる傾向にある。
→○
設問の通りである。
2 臨死期には、死前喘鳴みられることがあるが、首を横に向ける姿勢の工夫で軽減することもある。
→○
臨死期には安楽な姿勢にする方がよい。
3 臨死期には、顎だけで呼吸する下顎呼吸となる場合があるが、しばらくすると正常な呼吸に戻る。
→✖️
臨死期に近づくにつれ横隔膜の働きが鈍くなると肩や顎で呼吸をするようになるが徐々に下顎呼吸となるがその場合臨終が近くなっている。
4 呼吸困難や疼痛に対しては、投薬のほか、安楽な体位やマッサージなどで苦痛の緩和を図る。
→○
体位交換等で安楽な姿勢にする。
5 高齢者のがんに対しては、侵襲性の高い手術療法は行うべきではない。
→✖️
本人の希望や病状を考え検討する。